競馬格言検証 – 長距離の逃げ馬
目的
前回に続き、競馬格言「長距離の逃げ馬、短距離の差し馬」の意味をデータ分析から解き明かしていく。
分析は、2つに分けて進めていく。
- 長距離の逃げ馬
- 短距離の差し馬
まずは「長距離の逃げ馬」から分析してみる。
逃げ馬とは
序盤から先頭を走ってリードを取り、そのまま最後まで逃げ切る戦法を得意とする競走馬のことらしい。
競馬データ
競馬データは、Kaggleでデータセットを公開してくれている方がいたので、それを利用させていただく。
このデータセットには、1986/01/05 – 2021/07/31のレース結果が含まれている。
JRA日本中央競馬会データ
https://www.kaggle.com/takamotoki/jra-horse-racing-dataset
逃げ馬の特定
逃げ馬に注目して分析を進めたいので、まずは逃げ馬を特定してみる。
逃げ馬はレース序盤から先頭グループにいるはずなので、第1コーナーで先頭グループにいる確率を馬ごとに調べてみると下のようになった。
※レース出場数が5レース以下の馬は選出対象外とした。
ここ参考にして、有名な逃げ馬をピックアップしてみた。
https://nigeuma.shintaro-amano.com/entry/2018/03/27/180000
今回の分析では、第1コーナーで先頭グループにいる確率が50%以上の馬を逃げ馬として、分析を進めてみる。
逃げ馬とそれ以外の勝ちレースを競馬場名、レース距離ごとにグラフにしてみた。
逃げ馬は、1200m以下のレースの方が勝ちやすいようだ。
結論
逃げ馬は1200m以下のレースで勝ちやすい。
つまり、 「長距離の逃げ馬」 の意味は長距離レースでは、逃げ馬が勝つことがある(確率低い)である。
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